11月に入り、日がますます短くなってきました。それを忘れさせてくれるかのように街中はクリスマスの雰囲気が漂っています。ウィーンの中心にある市立公園や国民庭園などにこの時期訪れてみて下さい。木々の葉の色が薄い赤や黄色に変わっていて秋らしさを感じます。森の都と言われているウィーンの街は緑がとても多くあります。
それらの多くがこの秋の時期に色を変えてくれますから秋であることを強く感じることができます。
私もこの時期仕事の合間の空き時間などは街中の公園を散歩したりちょっとベンチに座って行きかう人々を眺めたりしています。最近ここの秋を感じたかったので個人的にお気に入りの植物庭園にも足を踏み入れました。
このBotanischer Garten (ボターニッシャー・ガルテン)・・・植物庭園は有名なベルヴェデーレ宮殿の真横に位置しています。たいていの観光客の皆さんはベルヴェデーレ宮殿が目的なので、ここに来るのは地元の人がほとんどです。入口も目立たないというのもその理由のひとつかもしれません。
このBotaischer Gartenはウィーン大学の管轄で、1754年マリア・テレジアの時代から存在しています。80.000m²という市立公園よりも広い敷地には約9500種類もの様々な植物が植えられています。
ここはウィーンの街中にいるとはとても思えない、まるでウィーンの森を散策しているような感覚になります。
この時期の葉の色が素敵で、ここもやっぱり秋していました。私は仕事の合間とかベルヴェデーレ宮殿で観光が終わったり、逆に始まったりする時にはよくここを散策します。精神的なリセットにもなり、新たな気分で仕事に取り組めます。ウィーンは手軽に街中でも自然が楽しめます。