10月の始めまで日中は夏のような陽気が続いていましたが、以降さすがに10月は秋を感じる気候になりました。
日がますます短くなり、日中の気温が10℃前後であることも多く、また小雨などが降る日も多くあります。
風もかなり冷たくなってきて街中では厚手のコートを着ている人の姿が多くなりました。またカラスが多く街中に見られるようになると地元では冬が近づいて来るとされています。雲の動きも複雑で、ウィーンもそれなりに広い街ですから晴れている所と雨が降っている所と分かれることがよくあります。
この前シェーンブルン宮殿でまたそのような天候でした。
こちらは10月始めの午後15:45ぐらいのシェーンブルン宮殿です。この日は午後シェーンブルン宮殿の入場をしましたがこの日は午前中から雨が降っていました。宮殿見学を終えて外に出て来るとまだ雨が降っていました。
宮殿の上には雨雲がまだ多く留まっていますが、西側の空を見ると明るくなっていることがわかります。宮殿前の庭園も雨のせいで人がほとんどいません。
こちらの正門側の写真はどうでしょうか? 上の写真と全く同じ時間にもかかわらず雨がちょうど止み、青空が広がり始めています。曇りの中で見る街並みと青空の下で見る街並みとでは印象が全く違います。シェーンブルン宮殿のイエローも青空と見ればより美しく見えますね。
そもそもオーストリアはヨーロッパアルプスを大きく横たえて持っている国ですから、雲の動き方は複雑で、天候もアルプスの影響を大きく受けるため、数日後の天気の予想は難しいとされています。
このような複雑な雲の動きはウィーンでは季節の変わり目によくあることです。