今年もくせになったシルヒャー・シュトゥルム

9月後半からずっといい天気が続いていましたが10月2日の日曜日から気温が下がって日中は20℃に行かず、午後からは雨が降って来ました。しばらく雨が降らずかなり乾燥していましたので、植物にとってはうれしかったのではないかと思います。ちなみに私はこの日、ツアーの皆様と徒歩観光でした。シュテファン大聖堂から馬車に乗ったり、グラーベン、王宮を歩いて美術史博物館を御案内しましたが、雨がぱらつく中での観光はどうしても青空が見えないので寂しさを感じます。

グラーベンを歩いた時に前回話題にしたシルヒャー・シュトゥルム飲めるスタンドも御案内したかったのですが、このスタンドは木、金、土曜日の3日間しか出ないのでこの時には御案内できませんでした。その前々日の金曜日にシルヒャー・シュトゥルムを飲みましたが、発酵がかなり進んでいて最初に飲んだ時とは甘さがだいぶ違っていました。8月下旬からこの時期にかけて旬であるシュトゥルムを楽しみにしている地元の人が多い中、ここに出るシルヒャー・シュトゥルムを楽しみにしている方が非常に多いんですね。いつの間にか私もその一人となってしまいました。私は普段お酒はほとんど飲まないのですが、クリスマスのプンシュのように時期的に話題性があるものはそれなりに飲んでしまいます。

 


 

"Schilcher" (シルヒャー)とはオーストリア産の"Blauer Wildbacher"という赤ワインになるぶどうの品種からできたワインの名称です。

特に"Wildbacher"という品種からできたワインは明るい赤色になることからロゼとも言われます。グラーツを州都とするシュタイヤーマルク州ではロゼのワインが作られることで有名で、"Schilcher" はシュタイヤーマルク産のワインだけに用いられる登録商標です。そのロゼワインになる途中の発酵中の飲み物ももちろんシュトゥルムと言われますが、特にこの場合のシュトゥルムは"Schilcher Sturm"(シルヒャー・シュトゥルム)と言われています。

 

オーストリアではぶどう畑の中でワイン製造農家が直接スタンドを出している場合が多いです。ぶどう畑に囲まれたのどかな風景の中で飲むシュトゥルムももちろんいいですが、ウィーンの街中のグラーベンでシュタイヤーマルク産のシルヒャー・シュトゥルムが飲めることは嬉しいことです。

 

あと2週間もしないうちに終わりになるでしょうから、それまで十分楽しみたいと思います。

 

 

 

 

 

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