ヨーロッパは自転車文化も忘れてはなりません。ウィーンの街でも自転車に乗っている人をたくさん見かけます。
選手のように装備した人、サラリーマン、地元の家族連れや観光客の皆さんまで様々なカラーが見られます。
ウィーンを歩けばわかりますが、リンク道路の歩道部分や街中の主要な道路には必ず自転車専用ゾーンが設けられていて、歩行者と区別されています。時としてかなりのスピードで自転車が走り抜けていくので、それなりに注意が必要です。私も毎回のようにそのことをお客様に御案内しています。地元人だけでなく観光の皆さんでも手軽に利用できるCITYBIKEは有名ですね。
ウィーンの街中を天気がいい時は自転車で走っても気持ちいいですが、ウィーンを始めオーストリアには魅力的なサイクリングコースが数多くあります。
私も天気がいい時には仕事が終わった後などよく自転車に乗ってリラックスすることが多いです。私が子供とよく走るのはEuro Velo(ユーロヴェロ)というヨーロッパ自転車連盟が推奨しているサイクリングコースでオーストリアにも全14コースのうち6,7,9,13の4本が通っていて、Euro Vero 9をよく走っています。
以前気持ちのいいサイクリングコースで少し紹介しています。
時として、このEuro Vero 9から少し外れた所のマルヒフェルト運河もよく自転車で走ります。ここは舗装されてはいませんが、川の両脇を気持ちよく走ることができます。さらにそこからウィーンの郊外の方へと抜けて行くことができます。すると・・・
このようにとてもウィーンとは思えないのどかな風景が広がっています。回りは畑で、360℃の広い視界、奥にウィーンの森なども見えてとても快適に走れます。写真には写っていませんが、普通に散歩している人ももちろん多く、また乗馬をしている人にも出会います。
ウィーンの中心部は帝国の都という荘厳な建造物が多く建ち並ぶヨーロッパでは大都会的ですが、郊外には全く想像もつかないこにのような自然豊かな場所が多くあります。