ウィーンはヨーロッパでも車の所持率が高いとよく言われています。ウィーンの街は公共交通機関がよく発達しているので、車がなくても生活の不便さはあまり感じないでしょう。しかし、オーストリアの郊外は絵のような美しい風景が広がり、車がないと不便な所が多く、車があった方が断然便利ですね。特に子供がいる家庭などでは車は必需品です。
さて、今年3月にオーストリアでの車メーカー順位(2015年度) を紹介しましたが、2016年度はどうなっているのでしょうか?
2016年度は1月から7月までの7か月間では乗用車の認可台数が去年の同時期と比べると5.4%も増加していて、合計で198.652台となっています。著しい増加傾向として144PS~170PSクラスの車が67%も増加しています。
どの車メーカーの新車がどのくらい認可されたかの統計を見てみましょう。
VOLKSWAGEN | 33.871 | +7.2% |
Opel | 14.396 | +0.9% |
Skoda | 13.151 | -2.7% |
Ford | 11.924 | +10.8% |
Audi | 11.754 | +8.7% |
Renault | 11.697 | +14.7% |
BMW | 11.500 | +22.6% |
Seat | 9.433 | +7.9% |
Hyndai | 9.188 | -17.2% |
Mercedes | 8.810 | +8.0% |
※Statistik Austria より
上の統計は今年2016年の1月~7月まで何台新車認可されて、前年度と比べるとどのくらいの変動があったかという統計です
去年同様VOLKSWAGENが大差をつけてトップです。2位はOpel,3位はSkodaとなっていてトップ3は去年と全く変わりません。大きく順位を下げたのがHyndaiで去年4位まで駆け上りましたが、一時の栄光と言った感じです。
残念ながら日本車はベスト10にはランクされていませんが、20位以内には4社から5社は入ります。
BMWとRenaultはかなり売り上げを伸ばしていますね。
このような状況を知った上で街中に走っている車を観察するのもおもしろいと思います。