ウィーンによく見られるこの時期の花 164(セイタカアワダチソウ)

9月に入って新年度が始まりました。ウィーンは9月5日から学校が始まっていて、国立オペラ座も9月4日プッチーニのトゥーランドットで幕開けとなり、初日から多くの人が訪れました。それぞれが夏休みを楽しんで通常の生活が戻って来たウィーンの街です。観光でもたくさんの方がウィーンに来ています。昨日のシェーンブルン宮殿も例によって長い行列ができていました。この時期でも日中は30℃に達する気温で暑い日が続いていて、街中を歩けば真夏のような雰囲気で多くの人がアイスを食べていたり、日陰でくつろいでいます。

さて、前回野生のシクラメンについて書いてから花の話題が遠ざかっていたので今日はちょっとした花をテーマにしたいと思います。

 

こちらはドイツ語でGoldrute(ゴルトルーテ)、

学名ではSolidago 、日本ではセイタカアワダチソウと呼ばれているものです。

 

キク科のアキノキリンソウ属で多年草です。 アキノキリンソウ属は100種類程あり、原産は北アメリカです。

 

日本には明治時代末期に園芸目的で持ち込まれたそうで、北海道の一部から沖縄まで全国的に見られるようです。

 

セイタカアワダチソウという名は、背が高く、花が泡立っているように見えることから来ているそうです。

 

こちらに多く見られるセイタカアワダチソウはおそらくKanadische Goldrute

(カナーディッシェ ゴルトルーテ)、

学名ではSolidago canadensis だと思います。

 

開花時期は7月~10月、高さは50cm~2.5mぐらいになります。上の写真は人間の身長よりもはるかに高いです。

 

花の色は黄色で、5mmぐらいの花がたくさん棒状のように、それが時として垂直に、または垂れ下がって咲いています。

大量に黄色の花を咲かせるので遠くからでもハッキリわかります。

 

 

葉は7cm~15cmぐらいで、葉の先端に向かってギザギザしている特徴があります。

セイタカアワダチソウはヨーロッパでは記録としては1644年以来から確認できます。

自然の中でもたくさん見られ、庭などにも多く咲いています。

うちの庭にも時と共に自然に咲いているセイタカアワダチソウがいくつかあります。

 

今日紹介したセイタカアワダチソウはかなり前の2016年8月3日16:40頃、ヴァッハウ渓谷Spitzにあるヒンターハウスの古城付近で撮影したものです。

 

現在でもセイタカアワダチソウはまだまだ多く咲いているのが見られます。

 

 

 

 

 

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