ウィーンを始めオーストリアの住宅価格は2010年頃から上昇し始め、つい最近まで土地の値段や住居価格が高くなっているという話をよく聞きました。
去年5月にウィーンの住宅価格の傾向や9月には住宅価格の上昇率に触れていますが、ここ最近は上昇も落ち着いているようで、専門家によれば今年はもう高くなることも、低くなることもないだろうということです。
住宅としては一戸建ての持ち家 (Haus),持ち家のアパート(Eigentumswohnungen) 、賃貸(Mietwohnungen)などの表現がこちらではよく使われています。
2016年6月の終わりに住宅価格の傾向が新聞に掲載されていました。
主要都市 | 一戸建て /m² | 賃貸アパート /m² |
Wien ウィーン | € 2.559 | € 9.4 |
St.Pölten | € 1.704 | € 6.6 |
Eisenstadt | € 1.660 | € 7.1 |
Linz | € 2.354 | € 8.0 |
Graz | € 2.261 | € 7.9 |
Klagenfurt | € 1.645 | € 7.3 |
Salzburg | € 3.600 | € 9.9 |
Innsbruck | € 2.937 | € 10.8 |
Bregenz | € 2.890 | € 9.3 |
※WKOより
2010年から2015年までの間に持ちアパート (Eigentumswohnungen)はウィーン全体で平均51%も上昇していて、2015年は1m²あたり € 3.986で販売されていました。
その頃の数字から比べると今年のこの数字は少し落ち着いているようです。
オーストリア全体では現在ザルツブルクが一番高いようです。
これはあくまでもそれぞれの州の平均ですから、同じ州でも場所によって違いが大きくあります。
ウィーンの場合は23区で成り立っていますが区によってかなりの差があります。
ひとつのデータとしては興味深いものがあります。
オーストリアでの持ち家の割合も御覧下さい。