ウィーンは"世界で一番住みやすい街"に今年も去年に引き続いて選ばれました。8回目です。
ウィーンの街は生活のクオリティーが高いということはヨーロッパではかなり知られていますが、実際に生活をしていると実感できることがしょっちゅうです。
ウィーンはヨーロッパでは物価は高い方ですが、お金がたくさんあるということではなく、人間が人生を歩んでいく上で、生活をしていく上で快適だということだと思います。
今日はそれが実感できる場所の1つとして地元で有名な公園をテーマにします。
ここはうちもよく行く所で、とても楽しめます。
公園と言っても街中に見られるような緑が多い公園とは全く違います。
その公園は"Motorikpark Wien"(モトリックパルクウィーン)です。
"Motorik"というドイツ語は運動学とか運動法という意味がありますので、"運動法公園"という日本語でいいでしょうか。
ここには自ら体を動かしながら体験・チャレンジができる23の様々なステーションがあり、子供達から大人まで楽しめます。
普通の公園の遊び場に置かれているようなものとは違ってアスレチック的なものが多いです。
ここの広さは2ha以上もあり、右の写真に見られるように色々なものが置かれ、外側は1周600mあるジョギングコースにもなっています。
ここにあるいくつかのものを紹介します。
左上の写真はバランス感覚を養うもので、振り子のように揺れる所に安定して立つことができるかというものです。
右上はちょっとしたトランポリンです。
正方形の空間がいくつもあり、それぞれがトランポリンになっていて、跳ねながら移動したり、その場で跳んだりすものです。私もやりましたが、大人でも全く問題ない強度です。
左上はやはりバランス感覚を養う場所のひとつです。
様々な形で用意されたルートを落ちないように歩いて一周するコーナーです。
途中、綱渡りのコースがあり、それが1本のロープでかなり不安定であるため、全く落ちることなく1周するのはかなり難しいです。
右上はたくさんの人が同時に乗れるブランコのようなものですが、ロープで固定された大きな丸太が1本あり、ブランコのように前後に動くわけではなく、左右に大きく動きます。
私が試した時にはたくさんの子供達が乗っていて、私が一番端っこに立ち、反対側の端にはもう一人の大人が立ってタイミングよく動かしました。
左上はアスレチック的で、ロープでできた三角錐状のものが2か所に作られていて、その間を橋が通っています。
ここも子供達には人気がある場所ですが、大人だってもちろんやっていいわけです。
右上は何本の木が立てられていて、それぞれが細めの丸太で結ばれています。
木には番号が記されていて、番号順にそれぞれの場所に移動していくというものです。
ここもおもしろいです。
左上はぶら下がりながらこのカラフルな塔の周りを回転する場所です。
実際にはぶら下がるのではなく、両足をこの塔にくっつけて頭を下にして体を支えながら塔の横を駆けて行くもので、かなり力が必要です。
ここも人気あるスポットでいつも誰かがやっています。
右上は上で紹介したブランコのちょっと小さいものです。
ここでは子供から大人まで皆が楽しめ、体を動かし、体験して体力や器用さ、運動力を養えるようになっていてとても健康的です。
公園内には滑り台とか水の遊び場など小さい子供達が普通に楽しめる物も設置されていて、本当にお勧めです。
しかも入場無料です!
この場所はウィーン22区の一角で、中心からはかなり離れて行きづらいですが、地下鉄U1でKagranaerplatzまで行き、そこから24Aのバスに乗り換えてBreitenleer Straße/Arinikawegで下車します。
他にどんなものが置かれているか興味ある方は以下をどうぞ
http://www.motorikpark-wien.at/index.php/stationen