ヨーロッパにはアーチを伴った建造物がたくさんあります。
アーチにも色々な様式があり、建物に素晴らしい演出を添えてくれます。
アーチが強調されている建造物もあれば、逆に建物の中にアーチがあって外からは全く見えないなんてことも多くあります。
このタイトルもシリーズ化してきましたが、前回のアーチの奥に見える風景13ではプラター通り界隈と旧市街一角の地下に行くアーチをテーマにしました。
今回は中心の外側です。
こちらはバロック的アーチの奥には美しい緑の空間が見られます。
手前の方にはくつろげる椅子なども置かれていて遊歩道的に歩くことができるようになっています。
バロック的なアーチはかなり幅が広く、建物に組み込まれたようなスタイルになっているので、アーチ自身の柱はほとんど見られません。
ここはアーチの奥に見える風景7でや知られざる美しい中庭風景30で登場したウィーン3区のSünnhofで、現在はホテルになっています。
こちらのアーチはいわゆるアーチの正統派的な形ですがよく見ると古典様式的な柱になっています。
アーチや柱に施されているひし形模様もちょっと興味深いものがあります。
アーチの周りは網のような作りになっていて、外からの日差しが地面に美しいシルエットを作っています。
奥に見えるのは人工的に刈り込んだ散策路で、迷路的になっています。
このアーチが見られる場所はシェーンブルン宮殿正面から見て西側に位置する庭園の一角にあります。
このアーチがある所はちょっとしたパヴィリオン的空間になっていて通り抜けられるようになっています。
このアーチのそばにはフジのアーチや美しいバラのアーチも見ることができます。
アーチそれぞれにも個性があり、アーチの奥の風景も場所によって様々です。