知られざる美しい中庭風景 34

ウィーンは暑い日が続いていますが、今年は30℃を超えた最初の日が6月23日で去年と比べると遅めだった割には、30℃を超えた日がすでに一昨日まで16日あります。

でも日陰に行くと心地よい風が吹いていることが多いですからそれなりに凌げます。

 

さて、前回の知られざる美しい中庭風景 33では旧市街地一角とシェーンブルン宮殿をテーマにしました。

今日はちょっと郊外です。

 

こちらの独特な建築様式を持つ印象的な中庭はウィーンの南の森一角にひっそりとたたずんでいるハイリゲンクロイツ修道院です。

ハイリゲンクロイツはシトー修道会と呼ばれるキリスト教カトリックの修道院で、ドイツ語ではZisterzienserと呼ばれ、ベネディクト会から枝分か れし、フランスのシトー(Saint-Nicolas-lès-Cîteaux・・・ブルゴーニュ地域の街) に1098年に設立された、ベネディクト会の改革宗派です。

ロマネスク様式とゴシック様式が混ざった独特のスタイルで、どこのシトー修道会に行っても同じようなスタイルで見られます。

この中庭は修道院の正方形的な回廊で、左に見えるのはゴシック様式の泉水堂です。

真ん中にぽつんと植えられているのはモクレンです。

ウィーンのちょっと珍しいアングル33の2枚目の写真ではここの教会の塔をテーマにしています。

 

こちらはドナウ河の最も美しいヴァッハウ渓谷にあるデュルンシュタインです。

この街はヴァッハウ渓谷では一番有名ですが、今日のこの写真はここのシンボルである教会は全く映っていません。そのためここをよく知っている人でもすぐにはデュルンシュタインと特定するのはちょっと難しいかもしれません。

ここはドナウ河沿いのプロムナードからちょっと上に上がった所から眺めているためちょっとデュルンシュタインらしくない街並みです。

この場所はぶどう畑になっていてちょっと広い庭のような雰囲気があるのでここに掲載しました。

 

 

奥の山の上にある廃墟のお城はクエンリンガー城で、ここからの眺めは素晴らしいものがあります。

 

 

 

 

 

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