オーストリアは観光立国のイメージがあると思いますが、この国は小さい国ながらかなりの経済大国です。
観光業も国がある程度の保護をしてくれているので、私は国家公認ガイドとしておかげさまで年間を通して忙しくいています。
観光業も重要ですが、それよりも比率がずっと高いのは製造業です。
オーストリアの製造業で最も売り上げがある大企業がRed Bullです。
日本でもかなり知られているはずですが、これがオーストリアの企業であることは意外と知られていないようです。
参考までに以下もどうぞ
"Red Bull" (レッドブル)はエナジー(エネルギー)ドリンクで、群青色と銀色のカラーと太陽を背に2頭の赤い雄牛がトレードマークになっています。
オーストリアのシュタイヤーマルクで生まれたDietrich Mateschitzが1982年にタイを訪れた際にタウリンが含まれた"Krating Daeng"という飲み物に出合い、これが時差ボケの助けになったことからこれをオーストリアに輸入することを始めました。
1984年にはタイのパートナーと提携し、"Red Bull GmbH"を設立します。
そして数年間の研究と改良を行い、1987年にはついに地元オーストリアの市場に登場しましました。
当初から若者達の間で大変な評判となり、瞬く間に広がっていきました。
その後、様々な会社がRed Bullのとうなエネルギードリンクを販売していますが、未だにRed Bullを超えるものはありません。
Red Bullは様々なスポンサーとしてスポーツ業界などでもとても有名ですね。
ウィーンの街中を歩いていると時々Red Bullの宣伝カーを見かけます。
上の写真はRed Bullの2階建てバスです。
ウィーンの王宮の英雄広場に止まっていました。
缶と同じ色ですから遠くから見てもすぐにわかります。
こちらはRed Bull-COLAの宣伝カーでVW(フォルクスワーゲン)が使用されています。
この商品はRed Bullにコーラが入ったバージョンです。
これも缶のデザインと全く同じです。
個人的にRed Bullはほとんど飲みませんが、でもたまに飲みたくなる味です。
私が2007年に日本に休暇で帰った時にあるコンビニでRed Bullが売られているのを見て驚いたことを今でも覚えています。
Red Bullはモーツァルトが生まれたザルツブルクに本社があります。