KÄSEKRAINER (ケーゼクライナー)

オーストリアは食料品がヨーロッパでは一番高いとも言われていて、さらに人件費や税金も高いので、日本のように安くておいしく食べられる店は少ないです。

そのためレストランで食べれば結構高くなってしまいます。

 

こちらは日本のコンビニなんていうものは存在しませんから、昼などを安く済ませようとすると、スーパーに行ってパンにハムなどを挟んでもらって公園などで座って食べるのがいいでしょうか。

もしくはソーセージスタンドもお勧めです。

街中のソーセージスタンドではおいしそうなソーセージがたくさん売られています。

今日は地元でポピュラーなソーセージについて少し紹介します。

 

こちらはKÄSEKRAINER

(ケーゼクライナー)というソーセージです。

地元では知らない人はいない、とても有名なソーセージです。

これはちょっと焼かれたソーセージにチーズか入っているもので、この組み合わせがくせになります。

スタンドではたいてい一口サイズに切って出してくれます。

写真のものは切られてなく、

木製の簡易ナイフとフォークがついてきています。

たいていパンが一緒に提供されてマスタードがわきにのせられます。

写真はこちらで定番なゼンメルというパンがついています。

 

KÄSEKRAINERは荒いポークひき肉のゆでたソーセージをちょっと燻製にしたもので、

それをちょっと鉄板で若干の焦げ目がつくぐらいに焼きます。中には10%~20%ぐらいの割合でエメンタールのようなチーズが入っているものです。

これは1971年にオーストリアのOberösterreichから生まれたものとされています。

 

これはKÄSEKRAINERの名前にもある通り、Krainer Wurst (Wurstはソーセージ)のバリエーションということになっています。

Krainer Wurst はクランスカ・クロバサでこれはスロヴェニアの伝統的な肉料理で、かつてここはオーストリア=ハンガリー帝国内に属していました。

 

このKÄSEKRAINERは地元では人気があり、スタンドでビールを飲みながらこれを食べてる人を頻繁に見かけます。

たまに食べたくなる味で、ソーセージの外側の堅い食感と中の肉とチーズが溶け込んだコラボレーションです。

 

これはスーパーなどでも必ず売っています。

自宅でも簡単に食べることができますが、自分で切る場合はチーズがはねて飛び出すことがあるのでちょっと慎重に切りましょう。

 

 

ウィーンに来られたら是非食べてみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

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