オーストリアはヨーロッパでは物価が高い国に入ると思います。
かつての共産圏には入らず、民主主義の共和国として小さい国ながらもされなりの経済大国で色々な産業もあります。
一見、観光立国のように見えるかもしれませんが、観光業も重要な産業のひとつではありますが、比率的に見ればそれ以上に製造分野がはるかに多い割合となっています。
去年2015年にオーストリアの重要企業を少し紹介していますが、レッドブル、スヴァロフスキーが1位,2位となっています。
さて、先日の新聞にオーストリアがEUでは4番目に裕福だ・・・という記事がありましたのでそれに少し触れてみたいと思います。
1.ルクセンブルク | 271% |
2.アイルランド | 145% |
3.オランダ | 129% |
4.オーストリア (ÖSTERREICH) | 127% |
5.ドイツ | 125% |
6.デンマーク | 124% |
7.スウェーデン | 123% |
8.ベルギー | 117% |
27.ルーマニア | 57% |
28.ブルガリア | 46% |
※Eurostat より
これはBruttoinlandsprodukt (ブルットインランズプロドクト)・・・GDP(国内総生産)が1人につきヨーロッパ平均を100%としてどのくらい上回っているか、もしくは下回っているかの統計で、2015年度のものです。
これによればオーストリアは127%ということで、EU内では4位にランクされました。
ドイツやデンマークよりも高い数字です。
確かにここ数年間でドイツ人がここオーストリアで働いている姿をとても多く見るようになりました。
ルーマニアとブルガリアはかなり平均を下回っていますが、あちらはEUに入っていてもまだまだ物価が安い所です。
失業率は年々増加傾向にありますが、ここで生活をしているとあまりそんなことは感じさせません。
普段あまり意識しない日常に買い物をしていても、少しづつですが物価が上がっていることがわかります。