ウィーンによく見られるこの時期の花 153 (セイヨウバイカウツギ)

ウィーンは今年になって30℃を超えた日はまだありませんが、日中太陽の下にいると日差しが強いのでかなり暑く感じます。

観光バスで前席のガイド席に座っていると日差しが直接当たるので後部座席に避難したくなります。

咲いている花も少しずつ限られてきましたが、前回はヤブウツギという濃いピンク色の花を紹介しましたが今日は白い花です。

 

こちらの白い花はドイツ語で、Pfeifenstrauch

(プファイフェンシュトラウホ)、

学名でPhiladelphus coronarius,

日本ではおそらくバイカウツギとか

サツマウツギと呼ばれています。

アジサイ科のバイカウツギ属で、落葉性低木です。

原産は南東ヨーロッパやイタリアで、日本でも本州~九州の山地で自生しているということです。

バイカウツギを漢字で書くと

「梅花空木」で、花の形が梅に似ているということからだそうです。

日本に見られるのはおそらくPhiladelphus satsumi で、こちらで見られるのは

"Europäischer Pfeifenstrauch"とか

"Gewöhnlicher Pfeifenstrauch"と呼ばれていますので、セイヨウバイカウツギとなるでしょうか。

 

開花時期は5月~6月で、高さは1m~3mぐらいになります。

1枚目の写真も人間よりはかなり高いものです。

梅の花に似たようですが、花弁は4枚で、直径3cm~4cmぐらいの白い花を咲かせます。

葉は4cm~8cmぐらいで対称的です。

写真に見られるように多くの花を咲かせますので遠くからでもよく目立ちます。

 

 

観賞用として庭や公園にたくさん植えられています。

野生のものはまれです。

大量の白い花を咲かせるため、とにかく目立ちます。

何といっても夕方に強い香りを出すのが特徴で、そこからこちらでは「ニセジャスミン」

Falscher Jasminとも言われています。

 

写真は2016年5月28日 8:00頃市立公園で撮影したものです。

 

 

 

 

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