ウィーンは生活のクオリティーが高いことを実感できることが日常でもよく見られます。
ウィーンの街の大きさが415km²とかなり広い街ですが、かつての帝国の都を偲ばせる荘厳な街並みとそれに調和する豊かな緑・・・街中を歩くだけでも十分楽しく、ちょうどいい人間サイズの大きさであり、心地いいです。
東京の新宿や池袋などたくさんの人で駅を歩くだけで疲れてしまい目まぐるしい印象です。
ウィーンに来られた方は、旧市街などは多くの人が歩いているにもかかわらずのんびりした空気を感じるはずです。
生活のリズムが違い、ベンチなどでくつろいでいる人を見かけ忙しさは感じません。
私も仕事と仕事の合間はいつもウィーンの街の空気を楽しんでいます。
例えば・・・
カフェに座って行きかう人々を眺めたり、美術史博物館などに行って好きな絵を見て目の保養をしたり、緑多い公園に座って精神的にリセットしたり、ぶらぶらと歴史ある街中を歩いたりと・・・様々です。
東京で仕事をしていた時とは比べ物になりません。
先日、団体ツアーの皆様をアテンドした時に中心のリンク道路を周り、シェーンブルン宮殿が終わってベルヴェデーレ宮殿に行きました。
ここは以前と違いクリムトを鑑賞するために短時間でも入場するツアーが日非常に多くなりました。
ここで観光終了となったわけで、次の別の仕事の時間まで空き時間ができました。
その時真っ先に行ったのはベルヴェデーレ宮殿に隣に位置している植物庭園でした。
ここはBotanischer Gartenとして地元では知られ、街中でもウィーンの森にいるようなそんな錯覚に陥ります。
毎年ここでは稀な植物の園芸市が行われたり、色々なイヴェントも開かれています。
この時はBio-Diversity というこの日限りの小規模な専門的な植物のイヴェントが開かれていてちょっとした屋台が出ていました。
そこではBioのアイス屋さんがあって、天気も良く暑かったので迷わずアイスを買って木陰に用意されているデッキチェアに座ってくつろぎました。
おいしいアイスを食べながらここの豊かな緑をボーっと眺めるだけでも贅沢な気持ちになりました。
午前中の仕事からのちょっと疲れた頭を完全にリセットすることができました。
できればここで少し昼寝をしたかったのですが、そこまでの時間はありませんでした。
このようなちょっとした贅沢を感じられるウィーンの街です。