ウィーンによく見られるこの時期の花 151 (ニセアカシア)

5月26日はシェーンブルン宮殿のウィーンフィルオープンエアコンサートがありました。

これは毎年の恒例となっていて入場無料で、地元の方が多く訪れます。

その日は聖体祭で金曜日も休みを取って長い週末の始まりということもあり、また天気も非常によかったので通常以上の入場者で制限をしている状態でした。

今日からまた週初めですね。

 

5月も終わりになるとマロニエも枯れて実が見え始め、咲いている花の数がぐっと少なくなってきました。前回はショウキウツギという比較的小規模な花でしたが、今日はかなり高い花です。

 

こちらはドイツ語で

Robinie (ロビーニエ)、

学名ではRobinia pseudoacacia

日本語ではニセアカシアです。

ハリエンジュとも呼ばれています。

マメ科のハリエンジュ属です。

原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に入って来た落葉高木です。

ニセアカシアは学名peseudoacaciaの直訳です。

 

ヨーロッパを始め、色々な所に移植されていて、野生化しているものも多くあるため森の中とかでも見られます。

 

街中では街路樹などに多く植えられていて背丈が高く多くの白い花をつけるので存在感があり遠くからでも目立ちます。

 

 

花が咲いた後に、4~5つぶほどの豆が入った5cm~15cmぐらいの長さの鞘(さや)ができます。

左の写真でその茶色いさやがぶらさがっているのが見えます。

花が咲いた後に現れるのでこれは去年のさやです。

さやは全体的には薄くて平たい形をしていて、多くは何本もくっついたようにぶら下がっています。

 

 

 

開花時期は5月~6月で、高さは25mぐらいになり、白い花がとにかくたくさんぶら下がっていて、フジのように見えます。

 

花全体の大きさは15cm~20cmぐらいでしょうか。ひとつの花は2cmぐらいで

いい香りを放ちます。

葉は3cmぐらいの大きさで、楕円形をしていて、鳥の羽のように左右にいくつも並んでいるので、花が咲いてなくてもそれとわかります。

 

ウィーンの街の色々な所に見ることができます。

 

写真は2016年5月17日 18:30頃ウィーン21区のKainachgasseで撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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