ウィーンは日中28℃ぐらいと夏日が続き日差しが強くなってきました。
しかし5月23日の夜から風が冷たくなり、天気がくずれてきました。
それまでは天気が良く気温も高かったのですが、風が強くてかなり乾燥していました。
前回は大きな紫の花"キリ"を話題にしましたが、今日の花はキリと比べるととても小さい花ですがかなり大量に咲いているものです。
こちらはドイツ語で
Kolkwitzie
(コルクヴィッツィエ)、
学名でKolkwitzia amabilis,
日本ではショウキウツギとか
アケボノウツギ、そのまま学名で
コルクウィッチアと呼ばれています。
スイカズラ科のショウキウツギ属で、落葉小高木です。
一属一種で原産は中国で、かなり標高が高い岩石地帯や丘陵地帯に自生しているそうです。
開花時期は5月で枝先にラッパの形のような薄いピンク色の小さい花をたくさんつけます。
花の長さは1cm~2cmぐらいで
葉は意外と大きく3cm~8cmぐらいでしょうか。
高さは2~3mほどです。
ショウキウツギがヨーロッパに紹介されたのは1901年と歴史が浅く、植物学教授コルクヴィッツの名前にちなんで付けらたということです。
見事な花を咲かせること、育てやすいこと、寒さや乾燥にも強いことなどもありこちらでは観賞用として公園や庭などに多く見られます。
小さい花を大量に咲かせるので遠くからでもよく目立ちます。
写真は2016年5月14日 13:00頃 Schillerparkで撮影したものです。