昨日は500ユーロ紙幣が廃止になることについて書きました。
実際500ユーロ紙幣が廃止になっても何ら変わることがないと思っている人はかなり多いと思います。
ユーロが導入されてからオーストリアは明らかに物価が上がりました。
日常生活の中で以前の通貨"オーストリアシリング"と比較すると食料品がかなり高くなっていることがわかります。
さて、このオーストリアにおいて現金としてのユーロ通貨がどのくらい市場で使用されているかというちょっとおもしろい統計を見てみましょう。
<ユーロ紙幣>
500ユーロ | 700万枚 |
200ユーロ | 200万枚 |
100ユーロ | 1億枚 |
50ユーロ | 1億5千枚 |
20ユーロ | 1億2千枚 |
10ユーロ | 1億8千500万枚 |
5ユーロ | 4千万枚 |
<ユーロ硬貨>
2ユーロ | 3億3千800万 |
1ユーロ | 3億8千万 |
50セント | 2億1千600万 |
20セント | 5億1千万 |
10セント | 8億2千2百万 |
5セント | 8億8千400万 |
2セント | 18億 |
1セント | 20億 |
※APA /OeNBより
オーストリアではこれだけの数のユーロ現金が使われています。
紙幣では10ユーロが、硬貨では5セントが一番多く使われています。
廃止になる500ユーロ紙幣よりも200ユーロ紙幣の方がずっと少なかったんですね。
10ユーロ紙幣~100ユーロ紙幣がこれだけ多く使われているのは当然と言えます。