ウィーンによく見られるこの時期の花 148 (ツルニチニチソウ)

いい天気で日中は半袖で過ごせる暖かい日もあれば、上着なしだと寒い日もある5月です。

去年から今年にかけての冬もあまり寒くならなかったので、花が本来よりも早めに咲き始めています。

極端に暑くなる日も今年はまだないため、例えばライラックなどは例年よりも長い期間咲いています。

前回はシェーンブルン宮殿のアカバナサンザシという綺麗な色の花を紹介しましたが、今回は青紫の花です。

 

 

こちらはドイツ語でGroßes Immergrün (グローセス・インマーグリューン),

ラテン語ではVinca major,日本ではツルニチニチソウです。

キョウチクトウ科のニチニチソウ属の多年草です。

花の形がニチニチソウに似ていますが色が違います。

地面につる状で這うように群生で生育しています。

似たものでヒメツルニチニチソウ (Vinca minor) もありますが、こちらの方が花も葉も小さいです。

 

 

開花時期は3月~5月ですが場合によっては7月頃まで、また秋にも咲く場合があります。

原産は地中海沿岸で、30cmぐらいまでの高さになり、花の色は紫や青紫が一般的です。

 

花の直径は5cmぐらいで、5枚の花がプロペラのような形をしています。

葉は卵型でちょっと固めで光沢がある濃い緑色をしています。

 

こちらでは観賞用としても人気がありますが、自然の中で自生しているのもあります。

2枚の写真は自然の中に生育しているもので、2016年5月8日 15:10頃  自然公園Hochmoor Schremsで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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