最近個人のお客様からのウィーンカードについての御質問が多くなりました。
ウィーンカードはウィーンの様々な博物館の割引を始め、ウィーン空港のレッドラウンジ、
JET,AIR,SKYラウンジ、CATや空港バス、街中の専用駐車場、国民歌劇場(Volksoper),
Konzerthaus,カフェハウス、多くのお店でのショッピング割引など特典がいっぱいです。
このウィーンカードについてちょっと誤解されている部分もあるので、今日はその辺も含めて詳しくお知らせします。
ウィーンカードは72時間用と48時間用の2種類があり、ウィーンの多くのホテル、街中の観光案内所、駅の観光案内所、空港の案内所、ウィーン市交通局の窓口またはオンラインで購入することができます。
それぞれの値段は
ウィーンカード48時間 18.90ユーロ
ウィーンカード72時間 21.90ユーロ
(2016年2月現在) となっています。
上の写真は72時間用で、ウィーンカードの表側です。
ここには使う方の名前、使用開始の日付を記入します。
名前の欄の下には左から○日、○月、西暦を記入します。
カードの下には"その後続く3日間"と書かれていますね・・・ということは今日の朝から使用すれば今日を含めてば実際には4日間使えることになります。
こちらはウィーンカードの裏側です。
ウィーンの公共交通機関の72時間券となっています。
こちらを使用する時には必ず打刻をします。
カードの右側にオレンジ色で矢印になっている部分がありますね。
ここに打刻します。
打刻をした時から72時間使えます。
ここで大事なことは、ウィーンカードは1枚のカードですが、表と裏は別々のカードだということです。
2つの異なった特典があるわけです。
例えば、最初の4日間を全て徒歩で観光して表の特典を利用、その後裏側を打刻して72時間公共交通機関を乗り放題ということができます。(最もこの使用方法は意味があるかどうかわかりませんが・・・)
さて、ウィーンカードが本当に得なのかどうかというと、これは使用する人が多くの博物館に行くかどうか、もしくは該当する店などを利用するかどうかでしょう。
ウィーン市の72時間券が16.50ユーロですから、ウィーンカード72時間は5.40ユーロ高いわけです。
ウィーンの街をゆっくり歩いて楽しもうという人は、ウィーンカードは逆に割高になる可能性もあります。
ウィーンカードの割引率は1ユーロから2ユーロぐらい、10%~20%ぐらいです。
例えば美術史博物館は1ユーロ、プルンクザールも1ユーロの割引しかありません。
ウィーンカード1枚につき14歳までのお子様1人(身分証明が必要)の公共交通機関が無料になります。
ウィーンカードのオフィシャルサイトの日本語に15歳までと書いてありますが、
それは間違いです。
その辺を踏まえてウィーンカードを使用して下さい。
以下からウィーンカードの小冊子をダウンロードできますので、どのような特典があるかもっと詳しく知りたい方はご覧下さい。