ウィーンの街はヨーロッパの街の中でも車の所持率が高いと言われています。
VCÖ (Vehrkehrsclub Österreich)の統計によれば、ウィーンも場所によっては車を利用している人は多いですが、ウィーン全体的には車を利用する人が減少傾向にあり、車ではなくて公共交通機関を利用する人が増えてきているという実情です。
ウィーンの街は23区で成り立っていますが、区によって車の利用率がかなり違っていることがわかります。
ウィーンのそれぞれの区によっての車利用者の比率を見てみましょう。
※VCÖ(Vehrkehrsclub Österreich) より
1.Innere Stadt | 9% |
2.Leopoldstadt | 21% |
3.Landstraße | 16% |
4.Wieden | 15% |
5.Margareten | 15% |
6.Mariahilf | 16% |
7.Neubau | 16% |
8.Josefstadt | 15% |
9.Alsergrund | 15% |
10.Favoriten | 30% |
11.Simmering | 37% |
12.Meidling | 20% |
13.Hietzing | 36% |
14.Penzing | 35% |
15.Rudolfsheim-Fünfhaus | 18% |
16.Ottakring | 23% |
17.Hernals | 30% |
18.Währing | 30% |
19.Döbling | 33% |
20.Brigittenau | 21% |
21.Floridsdorf | 38% |
22.Donaustadt | 38% |
23.Liesing | 57% |
この統計によれば23区が他の区を大きく引き離し一番車の利用者が多いことがわかります。
57%ですから車を利用する人が公共交通機関よりも多いということになります。
ウィーンを知っていればこの統計は理解できます。
外側の区は自然も多く必然的に車を利用しようということになるので利用率が全体的に高くなっていますが、逆に1区などな9%でその周辺もほとんど10%台となっています。
ウィーンの街は公共交通機関が大変便利に網羅していますから、車がなくても十分生活はできます。
しかし、ウィーン街を始めオーストリアは郊外に美しく魅力的な場所がたくさんありますから車があれば遥かに便利に生活を楽しむことができます。