一昨日まで肌寒い日が何日か続いていましたが、昨日は気温も上がり、日中は太陽の下であれば半袖でも過ごせました。
またいい天気が続きそうです。
"森の都"とも形容されるウィーンの街には緑が溢れています。
先日はシェーンブルン宮殿で春を感じたことについて少し書きましたが、今日はリンク道路沿いにある市立公園の春の雰囲気を少しお届けします。
市立公園 (Stadtpark)はリンク道路沿いにある公園の中では一番大きな公園で、1862年から存在しています。
2012年が"接吻"で知られるクリムトの生誕150周年記念の年でしたが、この市立公園もクリムトと同じ年ということになります。
もともとこの公園ができる前のこの辺りは城壁の外側でGlacisと呼ばれた部分で建物を建ててはいけない見通しのいい部分でした。
この市立公園にはたいていのガイドブックに紹介されているヨハン・シュトラウス(2世)のバイオリンを弾く像があります。
市立公園は豊かな緑と池、様々な植物が植えられていてとても街の中心にいるとは思えない雰囲気です。
天気がいい時には多くの人がここに寝転がってピクニック状態です。
暖かい陽気と青い空が散歩をさらに楽しいものにしてくれます。
次の仕事に行く時のちょっとした合間にここで少しだけ座ってホッとする時間は私にとって重要でリフレッシュすることができます。
市立公園を歩いている時にラムソンを見つけました。
"ウィーンの花"コーナーでラムソンもよく話題にしていますが、こんな街中でラムソンがあるとはあらためて考えるとへぇ~、市立公園にもあったんだ~と思います。
当然、この時期はラムソンも咲いていますので食べるには遅すぎます。
右上の写真はウィーン川で、この公園の中を流れて行きドナウ運河に注がれます。
2014年に秋らしいウィーン川について書いていますが、そことは反対側からの眺めです。
この川沿いのプロムナードも情緒がありますね。
この市立公園はそれなりに大きくてもウィーンの緑のごく一部にしかすぎませんが、リンク道路沿いにあることや地下鉄の駅がここにあることもあり市民の憩いの場として親しまれています。