ウィーンは森の都と言われる通り、ヨーロッパの街の中では街の広さに対し緑の比率が最も高い街です。
ウィーンを歩かれたら分かりますが、街の至る所に緑があります。
でもその豊かな緑を囲むもっと大きな緑がウィーンの森ですね。
通常ウィーンに観光で来る方は長期滞在される以外ではあまりウィーンの郊外に出かけることはないでしょう。
でも同じウィーン市でも郊外は中心界隈とはかなり雰囲気が違っています。
私はよく家族と空いている時間には郊外に出かけ自然を楽しみますが、陽気がよくなってきた春からは自転車にもよく乗ります。
自転車もこちらでは重要な文化のひとつですね。
リンク道路を始め、至る所に自転車専用ゾーンが設けられています。
街中以外でもEuro Veloにも指定されている本格的なサイクリングコースやドナウインゼルなどよく知られています。
以前このEuro Veroにもなっている気持ちのいいサイクリングコースを話題にしたことがありますが、その近くにも地元でポピュラーなコースがあります。
それはMarchfeldkanal (マルヒフェルト運河)です。
マルヒフェルト運河はウィーンの外のNiederösterreichからウィーンの北側を流れ、再びNiederösterreichのRußbachに流れ込んでいる全長約18kmの川のような水路です。マルヒフェルト運河沿いは散歩道とサイクリングコースが作られています。
実際には自転車専用ゾーンではなく道は基本的に片側1本で、歩行者と兼用での45個の橋がかけられていて自由に反対側と行き来できます。
コースが水路にほぼ平行であるため、随所から水路を見ることができます。
野原のように視界が広い所もあれば、ちょっと森っぽくなっている所もありそれなんりに変化があっておもしろいです。
自生している木々や花も多く見られウィーン市とは思えません。
先日テーマにしたセイヨウミザクラはここで咲いていたものです。
私は子供とよくここを自転車で走っています。