昨日の4月21日は毎年恒例のKirschenhain (桜の森)祭りが行われました。
この桜の森まつりは今年で15年目を迎え、過去3回雨で中止になっているので、今年は
12回目ということになります。
このイヴェントはウィーン市21区、ウィーン市森林局、日本大使館の主催によるもので、
ウィーンのドナウインゼルという人口の島の一角で毎年この時期に行われます。
写真は新ドナウの橋の上からのもので左岸の緑地帯にイベント会場があり、そこは"Kirschenhain"と呼ばれ、
ウィーン市森林局と芸術家グループ
to the woodsによって2002年に造られました。
日本から1996年に寄贈された1000本の桜の最後の150本が植えられています。
ここでの最初の桜のまつりが2002年4月30日でした。
奥にはウィーンの森の北側であるカーレンベルクとレオポルズベルクが見えています。
この場所はドナウインゼルのサイクリングコースもあることから地元ではかなり知られていますが、非常に行きづらい所にあるのが残念です。
橋を渡りドナウインゼルを右手方向の上流方面に歩いていくと、たくさんの桜が植えられています。
イヴェントは13:00~17:00の4時間という短い時間ですが、昨日は去年と同様いい天気に恵まれ、半袖でちょうどいいぐらい暖かくなりました。
うちの子供も毎年このイヴェントに出演させてもらっているので、それも含めて楽しみにしています。
天気が良かったこともありたくさんの地元の人達で賑わっていました。
敷物を敷いてのピクニック状態でした。
会場には日本文化を紹介する様々なコーナーが設けられ、実際にその場所で体験することができるようになっています。
右の写真は弓道です。
毎年大好評である餅を炭火で焼くコーナーで、うちの子供もお世話になっている日本語を話す子供の会・ウィーン補習授業校のお母さん達中心においしい餅が提供されています。
右の写真は三味線のパフォーマンスです。
でも日本古来の伝統的スタイルではなく、現代風にアレンジされた曲を中心に非常に興味深いステージでした。
書道、凧作り、茶道、将棋、囲碁、金魚すくいなども体験できとても充実しています。
ドナウ河とウィーンの森の北側が眺められるのんびりしたこの場所はちょっと穴場的です。
上に掲載した桜はここに植えられている桜で、もちろん昨日撮影したものです。
桜は野生や園芸品種を合わせて世界には400種類以上あると言われ、ここに植えられている桜の種類はカンザン(セキヤマとも呼ばれる)です。