昨日はシェーンブルン宮殿で春を感じたことについて書きましたが、ウィーンの街はかつての帝国の都を今でも十分見ることができ、荘厳な建造物が多く建ち並んでいます。
それらは街中の多くの緑とたくさんの花によってより美しい姿に見えます。
今日のこの黄色い花も街の至る所に咲いています。
ドイツ語でRanunkenlstrauch、学名でKerria japonica,
日本語ではヤマブキです。
バラ科、ヤマブキ属の落葉低木で
遠くから見るとレンギョウの黄色に似てますが花は全く違います。
ヤマブキと言うと日本では一重咲のものが一般的かもしれませんが
こちらでは八重咲きが主流なので
"ヤエヤマブキ"と呼んでいいと思います。
原産は東アジア(中国)で、高さ50cm~2mぐらい、開花時期は4月~6月です。
写真は2枚共八重咲きで、学名ではKerria japonica f.plenaでおそらくいいと思います。
花の直径は3cm~5cmぐらいで、鮮やかな黄色い花を咲かせます。
野生のヤマブキは中国原産ですが、園芸品種は特に日本が有名です。
そのため、こちらではたいていがこの園芸品種のヤエヤマブキで、野生タイプのものはあまり見ることがありません。
綺麗な土でなくてもよく育ち、排気ガスなどにも強いことから通り沿いの庭によく植えられています。
例えば市立公園の大通り沿いにも見られます。
こちらでは公園や、特に一般の庭に観賞用としても大変多く見られます。
写真は2枚共2016年4月16日15:00頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。