新緑が多くなってきたこの4月半ばにウィーンの市庁舎広場では毎年恒例のシュタイヤーマルクドルフ(STEIERMARKDORF)が開かれます。
今年で20回目を迎えたこのイヴェントはオーストリアのシュタイヤーマルク州を宣伝するもので、シュタイヤーマルク州のそれぞれの地域からの地元の人が自慢の特産物を披露し、
シュタイヤーマルク州の文化風土や味を提供します。
シュタイヤーマルク州は緑の州とも言われ州都がオーストリアではウィーンの次に人口が多いグラーツで、私個人的には大好きでここは世界遺産にも登録されています。
このイヴェントは4月14日~4月17日までの4日間行われ、私は一昨日の初日に午前中の仕事が終わってちょっと覗いて来ました。
この日の天気予報は雨でしたが、
幸いにして日中は雨は降りませんでした。
前日の夜から朝方まで強い雨が降り、少し雨の時間がずれたせいでしょうか・・・晴れにはなりませんでしたがむしろ雲も少し切れていました。
市庁舎前はかなりの賑わいを見せています。
緑色がトレードマークであるシュタイヤーマルク州のロゴが掲げられ、その周りには春の雰囲気をさらに盛り上げるシュタイヤーマルク州を思わせる装飾が施されていました。
花も多く置かれ、さらにはトラクターまでも展示されていてウィーンのリンク道路沿いにある市庁舎前とは思えない演出です。
市庁舎広場の真ん中に細長いゾーンがあり多くの屋台が出ています。
その両側も通行できるようになっていて、両側にも地元の多くの屋台が出ています。
市庁舎前には左上の写真に見られるように藁で作られたくつろげるスペースがあります。
民族衣装を着た人もたくさん見られます。
シュタイヤーマルクと言えばGösserビールでも知られています。
Gösserビールは1860年創業の老舗で、地元でも有名な非常にポピュラーなビールです。
左上の写真はGösserの屋台です。
右上の写真はかぼちゃのオイルです。
シュタイヤーマルク州はかぼちゃの産地でもあるんです。
またこのシュタイヤーマルク州はワインの名産地としても知られています。
特に"Schicher" (シルヒャー)という名は有名です。
"Schilcher" (シルヒャー)とはオーストリア産の赤ワインが作られるぶどうの品種からできたワインの名称で、このシュタイヤーマルク産のワインだけに用いられる登録商標です。実際には赤というよりロゼです。
去年数回ここで話題にした"Schilcher Sturm"はこの地方のものです。
ここにも多くのワイン屋さんが屋台を出しています。
平日の午後にもかかわらず初日ということもありたくさんの人で賑わっていました。
この市庁舎前広場はこの4日間Steiermark州を知ることができます。