ウィーンによく見られるこの時期の花 139 (ヤブイチゲ)

ウィーンの街を始め郊外でも緑がかなり多くなり、ウィーンの森を車で走っている時に高速道路上から新緑が至る所に見られ春のこの時期ならではのすがすがしく爽やかな景色になってきています。

毎年その時期に咲くよく見られる花をこのコーナーでは取り上げているので、同じ花が毎年いくつも登場していますが同じ花でも撮影している場所や時間が違いますし、また季節を意識できるということで話題にしています。

 

今日のこの花も地元では非常にポピュラーな花です。

 

こちらはドイツ語ではBuschwindrößchen

(ブッシュヴィントレースヒェン)、学名ではAnemone nemorosa,

日本語ではヤブイチゲとか学名通りのアネモネ・ネモロサと呼ばれています。

キンポウゲ科のイチリン草属で多年草です。

ドイツ語の Windrößchenは"風の小さい(可愛らしい)バラ"という直訳ですが、和名ではヤブイチゲというあまり可愛らしくない名前がついています。

 

 

開花時期は2月~4月、花の色は白、高さは5cm~20cmぐらいまで、花弁は6~8枚です。

葉は手の平の形のように広がり、ギザギザの特徴的な形をしています。

原産はヨーロッパ、アジア北東部です。

 

学名の"アネモネ"と言うと春に咲く球根や秋植えが知られているようですが、それとは別種です。

アネモネは150種類があり、例えばそのひとつにハナアネモネがあります。

草地や林や森の中に多く生育、自生していて密集して咲いていることが多いです。

ヤブイチゲが多く咲いていることろには黄色のキバナイチゲもよく見られますが、数からすると圧倒的にヤブイチゲが多いです。

 

写真は2016年4月2日16:45頃Hagenbachklammで撮影したものです。

 


 

こちらもHagenbachklammで自生しているヤブイチゲ、キバナイチゲ、ユキワリソウのコラボレーションです。

ここではまだユキワリソウが多く咲いていました。

 

 

 

 

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