去年リンク道路完成150周年記念の年で、同時に路面電車第1号が走りましたので、路面電車も去年は150周年記念ということになりました。
Straßenbahn (シュトラッセンバーン)とこちらでは言われている路面電車はウィーンの街に本当に街の風景によく合っています。
団体ツアーでも年間を通して、観光中頻繁に"路面電車体験乗車"というプログラムが含まれています。
このような企画はウィーンの市内観光におもしろいアクセントを加えます。
また、ツアーによっては路面電車を丸ごと1台チャーターすることもあります。
今回はまた別のお客様と路面電車を貸し切った時の話題です。
これは去年12月半ばのある日で、残念ながら天気があまりよくなく小雨が降っていました。
この日は市内観光の一番最初に路面電車チャーターが入っていました。
予定では朝8:30分にSchwarzenbergplatzで路面電車と待ち合わせとなっていましたが、
手配会社の段取りが悪く、皆様が泊まっているホテルからは約束の時間に到底到着できないように設定されていました。
私はその日の朝すぐにウィーン市交通局に電話をして、急遽、待ち合わせ場所をKarlsplatzのオットーヴァーグナーパビリオンの前にしてもらいました。
ウィーン市交通局の方はすでに路面電車が配車されているので難しいかもしれない・・・と言われました。
不安になりながらもホテルをバスで出発し、移動中にウィーン市交通局から連絡があり、
待ち合わせ場所を変更できた・・・との情報をもらって本当にホッとしました。
ここであれば路面電車は待つことができますが、Schwarzenbergplatzでは待つことはできません。
D,71といった路面電車が常に走っていて、それらをブロックできないからです。
今回は旧タイプの路面電車が待っていました。
社会福祉的に見れば当然ローフロアーの路面電車がいいですが、観光的にはこのタイプの方が情緒があります。