ウィーンによく見られるこの時期の花 138 (ヒメリュウキンカ)

ウィーンのリンク道路の並木を始め、公園や街路樹に植えられている木々の緑が多く見られるようになってきました。

街中のカフェテラスにはたくさんの人が座っていて、春を感じるこの時期です。

 

個人的に植物にも興味があり、季節を感じるものとしてこの時期は花の話題がどうしても多くなってしまいますがこの花もウィーンの至る所に見られるものです。

 

これはドイツ語ではScharbockskraut

(シャルボックスクラウト)、

学名ではRanunculus ficaria,

日本ではヒメリュウキンカ

(姫立金花)です。

 

キンポウゲ科でキンポウゲ属の多年草で地面からちょっと高いぐらいでかなり集まって咲いています。

 

 

 

開花時期は3月~5月、高さ5~15cm、光沢のある黄色い花を咲かせます。

葉は地面の低い所でかなり密集して見られ、ハート型でちょっとギザギザが入っています。

原産はヨーロッパで日本では園芸用として入って来たものが野生化したそうです。

 

ウィーンの街中の公園などには必ず見られ、また標高1400mぐらいまでの山地の林の中や森などにも野生のヒメリュウキンカがたくさん咲いています。

民家の庭などにも多く見られます。

 

写真は全て2016年3月28日12:10頃、ベルヴェデーレ宮殿横にあるBotanischer Garten (植物庭園)で撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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