ウィーンによく見られるこの時期の花  134 (ニオイスミレ)

復活祭がも終わり昨日から4月に入りました。

街中はだいぶ春らしくなっていて、一昨日は20℃を超えました。

 

さてこの時期こちらでは多く見られる定番の花を今年も話題にしていますが、今日のこの花も至る所に見られるものです。

 

ドイツ語ではDuftveilchen

(ドゥフトファイルヒェン)とか

Märzveilchen(メルツファイルヒェン)と呼ばれています。

 

学名ではViola odorata、日本語ではニオイスミレで、多年草で

スミレ科のスミレ属です。

 

スミレ科は約850種と数が多く、

その中でスミレ属は400種類を

占めるそうです。

 

ドイツ語の"Duft"は香り、匂いという意味で、甘い香りを放つことで知られています。

特に太陽が花に当たっている時に匂いが強くなります。

 

原産は南ヨーロッパですが、中央ヨーロッパ全体に見られ、よくかたまりで咲いています。

開花時期は3月~4月で、花の色はたいてい濃い紫ですが、稀に白、ピンクなどもあります。

 

高さは10cmぐらいで、葉は丸くてハート型に近く、根際から生える

特徴があります。

 

古代から存在し、中央ヨーロッパでは遅くても中世初期までには観賞用や薬効として、バラやラヴェンダーと共に香料の原料として利用されてきました。

 

公園や庭など、街中の至る所で見ることができます。

写真は2枚共2016年3月20日15:20頃撮影したもので、市立公園に咲いていたものです。

 

 

 

 

 

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