最近また美術史博物館を御案内することが続いています。
美術史博物館はヨーロッパ三大美術館のひとつで、他の美術館には類を見ない非常に個性があり、絵画史上重要な作品が展示されています。
ここは私も大好きな場所で仕事以外でも訪れることも多いです。
その美術史博物館はリンク道路沿いの重要な建造物のひとつで、始めから美術館を意図として建てられ、1891年には公開されています。
ということは今年が125周年記念の年ということになります。
そのことをアピールするための目立つ演出が美術館内に見ることができます。
美術館に入った瞬間にここの内部装飾の素晴らしさに圧倒されます。
そしてすぐ奥に大きな天井画がある大階段ホールが見えます。
その一番奥に特別の入り口のような演出が施されているのがすぐわかります。
通常はアントニオ・カノーヴァが制作したテセウス群像が置かれているのですが、こちらの写真で見られるようにそれが遮られてガラスケースの中に男女らしい人物像が見えます。
これは美術史博物館オープン125周年記念を表すもので、中にいるのは確かに人間をイメージしていますが中世の甲冑と現代アートのコラボレーションです。
特に右側のスカートをはいたような遠くから見ると女性のように見える甲冑は1526年のもので鉄でてきています。
この博物館では知られたコレクションのひとつとなっています。
左の男性は2.000年に制作されたものです。
お互いの年の差が474年もあるわけですが、そんなことは全く感じさせませんね。
美術史博物館を訪れる方はエレベーターを使わない限り絶対にここを通りますので、是非じっくり見て下さい!