復活祭はもうすぐそこまで来ています。
今週の金曜日にイエス・キリストが磔になり命を落とす・・・そしてその日を含めた3日後の3月27日にイエスは復活します。
そのため今日の木曜日がいわゆる最後の晩餐です。
でも四旬節の厳粛な時と言っても生活の中では復活祭時期の装飾などから春の訪れを強く感じますので、教会以外では宗教的な雰囲気は感じません。
この前シェーンブルン宮殿の復活祭市を紹介しましたが、今日は別の場所の復活祭市の雰囲気をお届けします。
ここはウィーン旧市街一角のFreyungという歴史的にも有名な広場です。
Freyungはハプスブルグ家の前のバーベンベルク王朝時代、ウィーンに宮廷を移したハインリヒ2世が、アイルランドからベネディクト会の修道士をここに呼んだ1155年から存続しているショッテン修道会の付属教会に面した美しい広場です。
この三角形的広場にたくさんの屋台が並んでいます。
"ALTWIENER OSTERMARKT"と入口に書かれています。
たくさんの屋台が並んでいるこの復活祭市の中ではたくさんのイースターエッグが売られています。
色々なデザインがあって装飾としてぶら下げられるようにリボンがついています。
復活祭のシンボルのひとつはたまごでもありますね。
ここだけ見ていても楽しいです。
芸術的な絵が描かれた大きなたまごも装飾として置かれています。
屋台でも復活祭関連のもの、そしてもちろん食べ物、飲み物も売られていて"花より団子"という感じで飲んで食べている人が多いです。
ものは全く違いますが日本でいうお花見のような雰囲気です。
ここは毎年クリスマス市がでることでも有名で、場所柄地元の人が多く訪れます。
ウィーンの街は年間を通してその時期に合わせた様々なイヴェントがあり、ちょっと街を歩けばその時の季節を感じます。
街も美しく歴史がありますからのんびりと歩いてみたいですね。