ウィーンによく見られるこの時期の花 130 (ヒメサンシキスミレ)

今年は復活祭が早いこともあり、街の空気が春をより強く意識させます。

実際にシェーンブルン宮殿の庭園にも花が植えられ始め、街中の公園などにもウィーン市の係が花を植えている光景がよく見られます。
この時期ウィーンの街中に多く植え始められた花は去年と同様にヒメサンシキスミレです。

こちらはドイツ語でHornveilchen、またはViola Stiefmütterchen,学名ではViola cornuta日本語ではヒメサンシキスミレ・・・パンジー・ビオラとも呼ばれています。

 

スミレ科のスミレ属です。

パンジーは有名でどなたでもご存知でしょう。

1800年代北欧で鮮やかで大きなスミレを 作るためにスミレやスミレ科から交配、交雑されて生まれたようです。

パンジーの園芸種は400種類以上あるようですが、花のサイズが5cm以上のものを特に

パンジー、5cm以下のものはビオラと呼ぶようになったようですが、正直あまり区別がないようにも思えます。

全体の雰囲気なのでこの写真では花がよくわかりません。

 

 

原産はヨーロッパのピレネー山脈で、花は2cm,3cm,4cmぐらいです。

色は紫、青、黄色、赤、白、オレンジなどで、高さは10cm~15cmぐらいです。

 

開花時期は11月~6月で、耐寒性があり秋から冬にかけて咲き続け、日当たりがよく、排水がいい所でよく成長します。

ウィーン市はなるべく長く色々な花が見られるようにということでこのタイプの花が公園や街路樹の至る所に植えられています。

 

こちらはウィーンの市庁舎の公園に咲いているもので、2016年3月14日12:00頃撮影したものです。

 

 

 

 

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