昨日3月8日の火曜日は"Frauentag"という女性の日でした。
オーストリアでは男性がもっと子育てや家事に参加して欲しい・・・というキャンペーンがありました。
日本と比べたらこちらは男性と女性の公平さがフィフティー・フィフティーというのが強く感じられますが、オーストリア自体だけで見るとまだまだ女性の方が男性よりも負担が大きいということです。
このキャンペーンはまさに男女フィフティー・フィフティーをテーマにしています。
Österreichisches Instituts für Familienforschung (オーストリア家族研究所)
のある統計によれば、女性の平均労働時間(支払いがある場合とない場合を合わせて)は
週45.7時間、男性は41.7時間ということです。
この統計を見ると不公平であると言えますね。
さて、それぞれの分野で男性と女性の働く割合を見てみましょう。
時間の単位は1週間です。
仕事の種類 | 男性 | 女性 |
料理をする | 2時間 | 7時間 |
食器などの洗いもの |
30分 | 2時間 |
掃除 | 2時間 | 5.5時間 |
洗濯 | 30分 | 3時間 |
修理や家の中の維持 | 30分 | 2時間 |
買い物 | 1.5時間 | 3時間 |
その他家での雑務 | 30分 | 1時間 |
子供の世話 | 2.5時間 | 5時間 |
このデータによれば、全ての分野で女性が多く働いていることがわかります。
15歳以下の子供がいる家庭では65%が共働きであるということです。
近年男性が育児休暇を取るパターンも結構増えている気がしますし、幼稚園や小学校へお子さんを送るのも結構男性が多く見られます。
しかし、女性の方がはるかに色々なことで時間を使っていることがわかります。