2月の初旬の週末、天気もよく、暖かかったので家族とヴァッハウ渓谷に行きました。
ヴァッハウ渓谷はドナウ河の最も美しい部分で世界遺産にも登録されている風光明媚な美しい地域で、個人的にも大好きです。
船下りがあるシーズン中はメルク修道院と合わせて頻繁に御案内しています。
稀に冬のオフシーズンの時でもヴァッハウ渓谷を通るツアーもありますが、船はもちろん動いていないのでバスで通ることになります。
個人的に冬の時期にヴァッハウ渓谷に行くというのはあまりなかったのですが、暖かいのでヴァッハウを散歩しようと決まり、車で出かけました。
ヴァッハウ渓谷と言えば真っ先にデュルンシュタインが思い浮かびます。
ここにはクエンリンガー城という廃墟のお城があることで知られていますが、今回は飛ばしてドナウ河を上流方面に見て右側の国道3号線をとりました。
船下りの場合はそれなりに時間がかかりますが、車で移動する場合は船よりもはるかに短い時間で移動できます。
ドナウ河沿いにある小さい街の雰囲気を楽しみながらSt.Michaelに車を止めました。
いつかまたここで紹介しますが、ここにはヴァッハウ渓谷で一番古いミヒャエル教会が立っています。
教会はちょっと高い所にあるので、そのちょっと高い水準から今走ってきた国道3号線をクレムス方面に眺めています。
右側にドナウ河が見えていますね。
シーズン中と違って緑が非常に少ないことがわかります。
その後はSpitzの街に行きました。
ここはヴァッハウ渓谷のほぼ中間点でバケツ1,000杯の山と言われるぶどう畑があることで知られています。
シーズン中に家族でヴァッハウ渓谷に来る時は、船下りをするのでたいていデュルンシュタインに車を止めて、そこからこのSpitzまで船で上ります。
ここで昼食をしてヒンターハウスの古城に上り、また船でデュルンシュタインに戻るというのがうちの定番となりました。
そのためここにはよく来るので、今回ここでも散歩をしました。
メルク~デュルンシュタインという定番ルートを船で下ると、結局車をとりに行かなければいけないので、うちの場合はそこから上述したスタイルになるわけです。
もしくは家内と子供はメルクから船で、私はデュルンシュタインまで車で行ってそこで待っていてもいいんですが、それだと皆で乗船できませんしね・・・。
左の写真はヒンターハウスの廃墟のお城を下から見ています。
ここに上ると右側の写真に見えるようにSpitzのバケツ1,000杯の山が見えます。
ヒンターハウスの廃墟のお城の一番上からの眺めです。
冬のこの時期ですから、シーズン中とは雰囲気が全然違いますがそれでものどかな美しい雰囲気は感じることができます。
ドナウ河は作業船だけが走っています。
こちらも廃墟のお城の塔の上からの眺めです。
下に見えるのがSpitzの街で、デュルンシュタイン方面に向かって見ています。
緑はもちろん少ないですが、十分ここに来る価値がある眺めです。
シーズン中はどのような雰囲気かいくつか過去記事から引っ張り出してみました↓