またまた路面電車貸切のツアーを担当しました。
このシリーズは午前中の市内観光でシェーンブルン宮殿が入ってないので、ホテルから出発して最初に路面電車の体験乗車をします。
シェーンブルン宮殿は夕方で、ディナーとコンサートとパックになっています。
路面電車はウィーンの街にはなくてはならないもので、そしてこの街にとてもよく似合っています。
2015年はこの路面電車開業150周年記念というめでたい年でした。
リンク道路上を走るものから、外側を環状的に走っているものまで様々で、ウィーンに来たらこの路面電車にもちょっと乗ってみたいな~、と多くの人が思われるでしょう。
特にこのリンク道路を路面電車が一周していることは有名でしたが、2008年の10月26日からはそれが廃止され、リンクトラム以外の通常の路面電車は一周しなくなりました。
そのためリンクを路面電車で乗り換えなしで一周しようと思えば現在ではリンクトラムしかないわけです。
でもこれはもちろん他の観光客もたくさん乗っていますね。
ウィーン市交通局はこの路面電車をチャーターするサービスを提供していて、希望であれば
どなたでも借りられます。
それを利用したのがこのツアーです。
1人で路面電車をチャーターする人はいないと思いますが、団体ツアーであれば観光のひとつのアトラクションとして十分の魅力を持っています。
完全貸切で運転士と私達以外には誰も乗っていません。
今回もオットー・ヴァーグナーのパビリオンがあるKarlsplatzから始まりました。
情緒ある旧車両が私達を待っていました。
系統番号はもちろん何もありません。
ここからSchwarzenbergplatzを経由してリンク道路に入り、リンクをまるまる一周して
再びこのKarlsplatzに戻って来るという約30分の行程です。
左下の写真では6番という数字が見えていますが、これは内側だけに見えているもので全く関係ありません。
ちょうど国立オペラ座前を走っている所で、窓から国立オペラ座の正面アーチが見えます。
路面電車を貸切ってリンクを一周するというのは団体ツアーならではの特権です。