ウィーンによく見られるこの時期の花 127 (マツユキソウ)

今年の冬は日中でもマイナス、また朝方-10℃前後という日があったにもかかわらず、全体的に暖かい日が多いです。

自然を観察していると木が徐々に緑の芽をつけ、少しずつ花が咲き始めていることがわかります。

"ウィーンによく見られるこの時期の花"というタイトル上、毎年ほぼ同じ時期に決まって登場する花も多くありますが、それぞれ撮影場所や時間、また花自体も同じものではありませんので、ウィーンの四季を感じるという意味でも意義があると思っています。

 

前回はWinterling (キバナセツブンソウ)でしたが今日は地元でも有名な花です。

 

こちらはドイツ語でSchneeglöckchen

(シュネーグレックヒェン)、

学名でGalanthus nivalis,

日本語でマツユキソウ(待雪草)です。

 

ヒガンバナ科でガランサス属(マツユキソウ属)で、スノードロップのひとつです。

Schneeglöckchenは20種類ほど存在します。

 

マツユキソウは春を告げる花のひとつとして知られる多年草で

高さ5cm~20cm,葉は細く10cmぐらいで青っぽい緑です。

 

開花時期は2月~3月で白い花を

下向きにぶら下がったように

つけます。

花弁は6枚で、3枚が外側、3枚が内側で、内側の方が短くなっています。

遠くから見るとピーナッツのような形をしています。

 

Glöckchenは小さな鐘という直訳です。

原産は南ヨーロッパということですが、中央ヨーロッパでも多く見られ、ここウィーンでは

 

とてもポピュラーなこの時期の花で、公園や庭、茂みなどによく見られます。

 

2016年2月6日11:45頃の撮影でベルヴェデーレ宮殿横の植物庭園に咲いていたものです。

 

 

 

 

 

 

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