ウィーンは年間を通して様々な国からの観光客が訪れます。
一般的な観光から専門分野まであらゆるバリエーションがありますが、これもウィーンという街がかつての帝国の都であったことでヨーロッパ文化が凝縮したとても多くが深い街だからでしょう。
2013年の7月にウィーンを訪れる観光客の国籍というテーマでちょっとした統計について触れましたが、それから2年後の去年2015年度はどうだったかという統計を紹介します。
国 | 宿泊数 | 前年度との比較 |
ドイツ | 2.783.212 | +5.0% |
オーストリア | 2.617.304 | +5.5% |
アメリカ | 843.113 | +12.8% |
イタリア | 750.132 | +7.8% |
イギリス | 587.987 | +17.5% |
スペイン | 436.927 | +12.7% |
スイス | 434.919 | +9.0% |
ロシア | 408.436 | -32.3% |
フランス | 371.334 | +1.6% |
日本 | 286.115 | -4.5% |
全体 | 14.328.261 | +5.9% |
※ウィーン市観光局より
https://b2b.wien.info/de/statistik/daten
この統計は2015年1月~2015年12月までのものです。
ベスト10はあまり変わりません。
毎年そうですがドイツからの観光客が地元オーストリアを上回ってトップです。
前年度と比べると-4.5%と減少したにもかかわらずアジアでは日本が唯一ベスト10に入っています。
これは明らかにテロや難民警戒からのことでしょう。
私個人的に言わせて頂ければ2015年度は少なくなったという印象は全くなく、いつものように忙しい年でした。
仮に団体ツアーでも結果的に1人しか集まらず、エージェントさんの都合でそれでも添乗員をつけて1+1でツアーを催行する時もあります。
その場合でもガイド業務は必要ですから仕事が成り立つわけですね。
オーストリアでのガイド業務は国家ライセンス制度ですから、ガイドが必要な場合は正規の国家公認ガイドを手配することが国で定められているため、1名でも40名でもツアーが催行されれば国家公認ガイドがアテンドします。