ウィーンはよく音楽の都と言われています。音楽に興味がある方にとってはウィーンという街は夢のような街でしょう。
これだけの音楽家が滞在した所はないと思います。
そのため"音楽"だけをテーマにしてもウィーンは見切れません。
オーストリアのクラッシックの3大作曲家といえば、モーツァルト、シューベルト、
そしてハイドンです。
今日1月31日はそのシューベルトの誕生日になりますね。
そのシューベルトの葬儀が行われた教会について少し書きたいと思います。
シューベルトは31歳であった1928年11月19日午後3時頃、兄のフェルディナントの家で(おそらく)腸チフスで亡くなりました。(死因にはいくつかの説もあります)
その後11月28日にこの教会で葬儀が行われました。
この教会はウィーン5区マルガレーテンにある聖ヨゼフ教会です。
ここは地下鉄4号線のPilgramgasseから歩いてすぐの所にあります。
その教会の入口右横に写真に見られるような記念プレートが掲げられています。
"フランツ・シューベルト 1828年11月21日、この教会で彼の亡骸が聖別された、
ウィーン シューベルト連盟" と記されています。
ここには、マルガレーテン城と50の住居がありましたが、トルコ軍2回目のウィーン包囲で壊され、その残った部分を利用してFreiherrn von Oppelが "Sonnenhof" という病院と
貧しい人のための家を建てさせました。
そこの住人のために1749年に木で作られていた礼拝堂の場所に、Franz Duschingerのプランによって、1765年Sonnenhof 教会として今度は石で建てられました。
教会は1769年に完成し、1771年に聖ヨゼフに捧げられた教会として、マリア・テレジアや
長男のヨーゼフ2世の立会いのもとで奉納されました。
貧しい人達の住居は1784年でなくなりました。
教会の入口には18世紀に砂岩で作られた4人の聖人が立っています。
左からシュテファヌス、セバスティアン、ロクス、ネポムックです。
教会内部の主祭壇の祭壇画はバルトロメオ・アルトモンテのよる聖家族です。
シューベルトが亡くなった場所は、この教会からは徒歩で700mぐらいです。
御興味があれば以下もどうぞ
シューベルトの生家、シューベルトますの泉、シューベルトの泉、中央墓地