ここは観光的にはあまり知られていない、しかし歴史的に非常に重な"Heiligenkreuzerhof"という大きな中庭です。
ここは13世紀初頭からウィーンの南の森にある修道院ハイリゲンクロイツの所有となっていますが、もっと古い部分は12世紀初頭です。
ここの中庭は17世紀初頭にこのような姿になります。
周りの建物は17世紀から18世紀初頭のもので、旧市街の中でも現在まで残されている古い建物のひとつとなっています。
奥に教会の2本の塔が見えていますが、イエズス会の教会です。
この中庭は個人的に好きな場所のひとつで通り抜けできるようになっています。
ここには以前にも話題にした見逃してしまう貴重な壁がが見られます。
左の写真はそのHeiligenkreuzerhofにある、ある建物の中庭空間です。
Heiligenkreuzerhof自体が中庭なのですが、ここはは歴史ある建物に囲まれていて、そのある建物の中庭です。
中庭の中庭ということですね。
アーチが印象的な空間で、左の方はルネッサンス的なアーチが入口になっていて扉が閉まっています。
右の方は細長いアーチ構造でそこは回廊になっています。
赤い蓋がある緑のボックスが置かれていますが、ウィーンに住んでいる人であれば誰でも知っている"Altpapier"
(古新聞、古雑誌などの紙)用のゴミ箱です。
ここは居住空間になっていて人が住んでいます。
ウィーンには旧市街地を始め、このような中庭が数え切れない程存在します。