ウィーンは荘厳で華やかな歴史的建造物がたくさん建っています。
そのため街中をただ単に歩いているだけでも十分楽しめますし、また歩いてみよう・・・と
思える街です。
どの建物の中にも中庭があり、お馴染み知られざる美しい中庭風景というタイトルでいくつも紹介しています。
そんな美しい中庭風景と同じように、建物の中にある階段ホール構造も絵になる美しい空間がたくさんあります。
前回の美しい階段ホール 1に続いてシリーズ第2弾です。
こちらの階段ホールは結構長めの階段が上へ伸びています。
上へ伸びたような印象を与える長いルネッサンス様式のアーチがとても美しく、トスカーナ様式の柱と見事に調和しています。
また階段の装飾も印象的です。
宮殿の内部のように見えますが、
実はこの階段ホール空間は以前に美しいアーチ 1で紹介したウィーン大学のメインキャンパスにある
階段構造です。
こちらも宮殿のような階段ホールですね。上の写真のようにルネサンス様式のアーチ構造ではなく、細長く長方形的空間です。
互い違いではなく、螺旋構造になっています。
そのため階段に囲まれた中央部分には空洞があるわけです。
一瞬ビーダーマイヤー的な雰囲気がするこの階段ホール構造は国立オペラ座から比較的近いウィーン4区のFrankenberggasse13番地の建物です。
知られざる美しい中庭空間を見た時に一瞬時が止まったような感じになりますが、このような美しい階段ホール構造を見た時にも、一瞬別の空気が流れます。
それと同時に改めてウィーンの街の奥深さを感じます。