今年のクリスマスシーズンもたくさんの皆様がウィーンに来られました。
例年通り忙しい11月、12月でした。
一方、パリのテロがあったおかげで旅行をキャンセルされた方も多かったはずです。
例えば当初の予定では35人だったツアーが20人ぐらいに減った・・・ということは数回ありましたが、ガイド業務の場合は1名でもツアーが成立すれば仕事があるので有り難いことに全く影響ありませんでした。(ガイド業務は1名様でも40名様でも料金は一緒ですので)
しかし、ホテル、レストランや旅行会社はかなり影響があったはずです。
何かある時はいつもそうですが、キャンセルされる方も当然いらっしゃいます。
しかし、その時期に来られたお客様は全て「来てよかった!」と思われています。
ウィーン、オーストリアが本当に危ないのかどうか、自分が行く旅行先がどういう状況になっているかという正確な情報を知る必要があります。
せっかく旅行の予定をたてて、仕事の調整をして休みをとるわけですから、日本のマスコミなどで放送されていることが全てだとは思わないで下さい。
難民問題の時もそうでしたが、生活や観光には何の影響もなかったのです。
私は毎年、クリスマスは休みを取りますが、その後年末、年始はフルで働きます。
今年の年末、年始もまるでクリスマスがまだ延長されいているかのようにたくさんの観光客がウィーンで過ごしました。
大晦日市やニューイヤー市も経済効果をもたらし、また元旦が金曜日で、2日が土曜日ということもあり週末も重なってウィーンの観光ポイントはどこも大変な混雑でした。
こちらは1月2日のシェーンブルン宮殿のチケット売り場です。
夏のシーズンを思わせる大変な行列となっています。
この日私の予定はいつもより遅いシェーンブルン宮殿の予約で10時頃にグランドツアーをしました。
それが終わって、フリータイム後に集合場所に来たらもうこの混雑です。
時間は11:30頃です。
シェーンブルン宮殿の係もフル稼働で、行列は外まで続いていました。
入場券の自動販売機にもたくさんの人が並んでいました。
パッケージツアーや個人で私と一緒に観光する場合は待ち時間は一切ありません。
自分のお客様はお待たせしたくないですね。
でもシェーンブルン宮殿にとって混んでいることはとてもいいことです。