ニューイヤー市と大晦日市 (2015/2016年)

クリスマスが終わるともうまもなく年明けです。

今年の12月27日は日曜日でしたから28日からまた普通に社会が動きます。

しかし、こちらではクリスマスを含めて1月6日まで休む人も多いと思います。

そのため街中の交通量はクリスマス時期と比べると少なくなっていて、大型バスでの観光もスムーズです。

 

クリスマスは終わりましたが、実はちょっとした場所でまだ屋台が営業しています。

えっ、クリスマス市は終わったんでしょ?・・・でもどうして? と思われると思います。

確かにクリスマス市は全て終わりましたので、たいていのクリスマス市の屋台は解体され、

何事もなかったかのような通常の場所になりました。

しかし、シェーンブルン宮殿やマリア・テレジア広場を始め、ミヒャエル広場やウィーンの中心から離れた10区、21区の一角ではニューイヤー市が行われています。

 


 

こちらはシェーンブルン宮殿のNeujahrsmarkt (ノイヤールスマルクト)です。

ここのニューイヤー市は今年で6回目を迎え、12月27日から1月3日まで10:00~18:00まで開かれています。

ここのクリスマス市は12月26日が千秋楽だったので、次の日からはニューイヤー市と名前を変えてかなりの屋台が継続して営業しています。

そのため意識しなければまるでクリスマス市です。

実際にクリスマス市と同じ屋台で、売っているものもクリスマス関係の物も多く、もちろんプンシュだって提供されています。

全ての屋台が開いているわけではありませんが、クリスマス時期に来られなかった方は、

雰囲気だけでも十分味わえます。

 

 


 

こちらはマリア・テレジア広場のSilvesterdorf (ズィルヴェスタードルフ)で、"大晦日村"なんて訳になります。

ここはクリスマス市の時と同様に全ての屋台がオープンしていて、12月27日~1月31日の11:00~19:30まで開いています。

明日の大晦日は0:00まで、年越しを挟みそのまま1月1日の2:00までオープンしています。

 

クリスマス市の時もそうでしたが、美術史博物館もあることから観光客が非常に多く集まります。

ここだってまるでクリスマス市がまだ開かれているように見えます。

クリスマスが終わって何となくこじつけ的な感じがしますが、ウィーン市にとっては経済効果もかなりあるようです。

 

でもこの時期にウィーンに来られた方にとってはちょっとした楽しみにもなると思います。

 

 

 

 

 

 

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