アドヴェントも今日を含めてあと1週間となりました。
お店のクリスマスデコレーションや街中のイルミネーションが雰囲気を盛り上げます。
毎年定番な場所に出ているクリスマス市やプンシュスタンドもそれぞれその場所でたくさんの人がプンシュを飲んでいます。
シュテファン大聖堂のクリスマス市、シェーンブルン宮殿のクリスマス市、市庁舎のクリスマス市といった有名所以外のクリスマス市としてベルヴェデーレ宮殿、カールス教会、Schloß Hof、中世のクリスマス市などと結構話題に取り上げました。
今日はミヒャエル広場のクリスマス市について少し紹介します。
ミヒャエル広場はローマー時代からの道が交差していたウィーンでも歴史的に重要な場所で、
広場の名前の由来であるミヒャエル教会が立っています。
その他にもカフェGriensteidl、
ロースハウス、そして王宮の荘厳なミヒャエル宮があります。
この広場のローマ時代の遺跡とミヒャエル宮の間にクリスマス市が出ています。
ウィーンの有名な歩行者天国のひとつであるコールマルクトの延長上です。
ここはこの写真に見られるように王宮のミヒャエル宮の静かなライトアップが幻想的で、
屋台の色も白で、そのライトアップに合わせるかのようです。
こちらはミヒャエル宮を背にした光景です。
奥に2つの建物が見えますが、
左がカフェGriensteidlで右がロースハウスです。
ここのクリスマス市の規模はとても小さく、こじんまりしていますが、周りの建造物が美しいのでちょっとここで足を止めてプンシュを飲んでいこうかなという気持ちにさせられます。
どこのクリスマス市にも売っているようなものがもちろんここでも見られます。
右の写真はここのプンシュカップです。
このカップをには"k.k.Weihnachtsmarkt"と書かれています。
k.k.はk.u.k、カー・ウント・カーと呼ばれ、これはkaiserlich und königlichの略です。
帝国の、そして王国のということで、オーストリア=ハンガリー帝国(1867年から)時代に使われた名称で、現在でも色々な場所で見ることができます。
ここは王宮ですから、そこでこのクリスマス市もk.k.Weihnachtsmarktというわけです。
そのためここにはシシィプンシュとか、フランツ・ヨーゼフプンシュなどがあります。