今月も11月13日から市庁舎やシュテファン大聖堂など,またシェーンブルン宮殿も
11月21日にクリスマス市が出始めて、街中はクリスマスの雰囲気で盛り上がっています。
こちらではクリスマス市のことを一般的に"Christkindlmarkt"呼ばれています。
クリスマスはまだ先なのですが、毎年11月の半ば頃から(場所によってはもう少し後)クリスマス市が始まり、あぁ~、クリスマスが近づいているんだな・・・という気持ちにさせられます。
クリスマス市だけでなく、街中の色々なお店もクリスマスのデコレーションで飾られ、また
主要な通りはロマンティックなイルミネーションが灯されます。
クリスマスがあとどのくらいしたら来るんだろう・・・とわくわくしながら待つ時期のことをADVENT (アドヴェント)と呼んでいます。
今日、11月29日はADVENTの第1日曜日です。
日本語でアドヴェントでもいいと思いますが、
待降節とか降臨節とも
呼ばれています。
ADVENTはラテン語のadventusから来ていて、「到着/到来」を意味します。
もともとAdventus Domini(ドイツ語でAnkunft des Herren)で直訳すると主の到着、
そこから人間世界へのキリストの到来・・・という意味です。
このアドヴェントはローマカトリックの習慣で、正教会にはそこまで普及していません。
アドヴェントはクリスマスイヴから遡って約4週間の期間で、厳密には、クリスマスイヴに一番近い日曜日から遡って4回の日曜日を数えます。
もし12月24日が(過去にもありましたが)たまたま日曜日であればそのイヴの日が
4回目の日曜日となります。
アドヴェントの第1日曜日は一番早くて11月27日、一番遅くて12月3日となります。
今年の場合は11月29日がアドヴェントの第1日曜日となります。
ローマカトリックやプロテスタントではこのアドヴェントの第1日曜日から新しい年が始まりますので、教会的には"元旦"ということになりとても重要な日です。
このアドヴェントの約1ヵ月間はクリスマス一色と言っても過言ではないでしょう。
このコーナーでも随時紹介していきますが色々なクリスマス市が街を盛り上げます。
アドヴェント時期のウィーンもとても素敵ですよ!