今年の11月は"黄金の秋"と言われ、気温が20℃以上もあり青空といい天気が続いたウィーンでしたが、それでも冬は来ます。
10月の終わりぐらいにも一時的に寒くなったことはありましたが、この11月終わりの時期は気温がぐっと下がり、朝方も0℃を下回る日も出て来ました。
でもその寒さを吹き飛ばすように街中はクリスマスの雰囲気で盛り上がります。
プンシュも外が寒い方がプンシュらしいですね。
今年最初のクリスマス市はシュテファン大聖堂でしたが、次はやっぱりシェーンブルン宮殿でしょうか。
シェーンブルン宮殿のクリスマス市は他の場所と違って毎年ちょっと遅く始まります。
今年は11月21日が初日でした。
その代り、12月26日までと他よりも数日長く開かれています。
ここは午前10時からオープンしますが、絶対に暗くなってからがいいと思います。
昼間見るシェーンブルン宮殿とは違う、ライトアップしたシェーンブルン宮殿を見るだけでも十分
ここに来る価値があります。
シェーンブルン宮殿のライトアップを近くで見られることは年間を通してほとんど機会がないからです。
夏場は遅くまで庭園に入ることができますが、日が長いですからライトアップされる頃には一般は追い出されることになります。
冬場もライトアップされる時には、庭園も閉まるので結果的に離れた所からしか見られないわけです。
夜ここに入れるのは住人と関係者だけということになります。
宮殿の中央にイルミネーションで飾られたクリスマスツリーが立てられ、ツリーを囲むように宮殿正面の敷地に楕円形的に小さな屋台がたくさん並んでいて、こられの屋台がクリスマス市の空間を自ら作っているという感じです。
外側の屋台の他にも、内側にもいくつかの屋台があります。
また特設ステージも組まれています。
やっぱりプンシュスタンドにはたくさんの人が集まっています。
シェーンブルン宮殿のプンシュカップは、他のクリスマス市がカラフルなカップを提供しているにもかかわらず、シェーンブルン宮殿が描かれた白黒のシンプルなカップです。
屋台で売られている物もが今年はセンスいいものが多いようです。
マリア・テレジアイエローが印象的な美しいバロック様式の宮殿を目の前に見ながらのプンシュはひときわおいしいです。
今日ここに掲載した写真は全てシェーンブルン宮殿のクリスマス市がオープンした今年初日の11月21日のものです。
その日私は運よくシェーンブルン宮殿で仕事が終わりましたので、その後ちょっとここの
初日の雰囲気を味わいました。