前回の知られざる美しい中庭風景 25ではウィーン旧市街のモーツァルトハウス ウィーンのちょっとした中庭とバルコニー構造を紹介しました。
今回も旧市街地です。
こちらは旧市街地一角のある中庭空間です。
建物に囲まれている典型的な中庭風景です。
日本で言う1階と2階の高さが違っていて、後から2階部分を組み込んだかの様な雰囲気です。
石畳の模様もちょっと素敵です。
奥には美容室が入っています。
実はこの建物は由緒ある
"Palais Erdődy-Fürstenberg"という宮殿です。
もともと1625年に建てられたこの宮殿は1724年に現在の姿になっています。
この建物の正面入り口は2体の立派な人物像があって、バロック装飾が見られますが、中庭部分の壁には2階部分のちょっとし装飾以外にはシンプルな作りになっています。
この場所はHimmelpfortgasse13番地です。
こちらは細長い中庭空間です。
ここは王宮の一角です。
中庭空間ですがいつも普通に通り抜けできるようになっていて、
ちょっとした公道的な中庭です。
の2枚目の写真に見られる王宮礼拝堂を背にして見ています。
つまり左側の建物がスイス宮ということになります。
写真の奥突き当たりを右に行けばヨーゼフ広場で、左に行けばスイス宮の中庭に出ます。
王宮は様々な増改築が繰り返され一度も完成することはありませんでした。
そのためたくさんの建物が様々な建築様式から成り立っていて、
非常に複雑となっています。