シェーンブルン宮殿のクリスマス市も11月21日にオープンし、これでウィーンでの定番クリスマス市が全部オープンしたことになります。
実際クリスマスはちょと先ですが街中を歩けばクリスマスの雰囲気に包まれます。
宗教的には年間を通して復活祭が一番重要ですが、生活の中ではクリスマスが一番重要な行事です。
そのクリスマスがあとどのくらいで来るんだろう・・・とわくわくしながら待つ時期のことをアドヴェントと言いますが、このアドヴェントに関してはまた近いうちに話題にします。
アドヴェント時期と言えばそのクリスマス市ですね。
こちらでは多くの人がクリスマス市のことをChristkindlmarkt と言います。
クリストキント・・・キリストが子供として登場し、クリスマスプレゼントを持って来るからです。
オーストリアではサンタクロースがプレゼントを持って来ることは絶対にありません!
今年最初のクリスマス市としてシュテファン大聖堂のクリスマス市をちょっと紹介します。
ウィーンのシンボルのひとつで、街の真ん中に立っているシュテファン大聖堂は暗くなるとほのかにライトアップされ、ゴシック様式の荘厳な教会が暗闇に浮かび上がってくるかのとうに見えます。
この大聖堂の前の広場にはたくさんの屋台が並んでいます。
通常のライトアップの他に、青、赤、緑などのライトアップもされていて時間によって色が変化していきます。
暗くてあまりわかりませんが、クリスマスツリーもちゃんと広場に立っています。
混み合っているのはたいてい大聖堂の南の塔が見える側で、そこがこのクリスマス市の中心的な場所となっています。
その間を奥へ行くと、さらにシュテファン大聖堂の裏側にも屋台が出されています。
いつも混み合っているのはやっぱりプンシュスタンドです。
簡易テーブルも置かれていて、プンシュを飲みながら地元の人達は語り合っています。
数日前に今年最初のプンシュを紹介しましたが、そこで登場したプンシュカップがたくさん並べられています。
地元ではやはり歴史的建造物の前や歴史的空間などで開かれるクリスマス市は人気があるようですね。
プンシュやグリューワインの味はどこのクリスマス市でもそこまで大きな違いはないと思いますが、そのクリスマス市が開かれている場所の街並みとか建物などに調和した"雰囲気"も
重要です。
このシュテファン大聖堂は街の真ん中ですし、地下鉄も目の前に通っているという立地条件から、気軽に寄りたいクリスマス市です。