この11月7日の週末からこの時期に信じられないような暖かい日が続いています。
朝はかなり霧が立ち込めていて、車を運転していてもすぐ前の車が見えないぐらいです。
しかし、シェーンブルン宮殿がある地下鉄シェーンブルン駅からシェーンブルン宮殿に向かう朝の8:15頃には霧は晴れていて駅の所からウィーンの森の西側がハッキリ見えています。
シェーンブルン宮殿の内部見学が終わる頃には青空が広がっています。
秋のベートーヴェンの散歩道、ラインツ動物公園、秋を感じるハイキングコース、
秋のウィーンの森といった緑豊かな秋の雰囲気を紹介しましたがこの場所も個人的には大好きな所です。
ここはウィーンの植物庭園(Botanischer Garten) です。
ベルヴェデーレ宮殿のすぐ隣にあるこの植物庭園はウィーン大学の管轄で、1754年のマリア・テレジア女帝の時代から存在しています。
80.000m²という市立公園よりも広い敷地には約9500種類もの様々な植物が植えられています。
秋の青空と黄葉しているたくさんの木々・・・ここが街中とはとても思えません。
左下の写真は建物に紅葉した蔦の葉が絡まっているのが見えます。
落ち葉の色合いも素敵です。
ベルヴェデーレ宮殿のオーストリアギャラリーを御案内した後、少しフリータイムを取るのですが、天気がいい時にはバスに直接皆さんと待ち合わせをすることもよくあります。
そんな時にちょっとここに立ち寄って気持ちをリフレッシュします。
ウィーンの観光で重要なベルヴェデーレ宮殿にはたくさんの人がいるわけですが、それに対してこの植物庭園は地元の人しかあまり来ない所でとても静かです。
ベンチに座っているとまるでウィーンの森にいるような錯覚に陥ります。