ウィーンは冬でも歩きたくなるような街並みで、ローマ時代から今に至るまであらゆる分野の様々な歴史を垣間見ることができます。
街並みが美しいので特に何の目的もなく旧市街を散歩するだけでも楽しいです。
ある程度歩くと座りたくなりますね。そんな時にはカフェハウスです。
ウィーンは100年以上も続いている伝統を持ったカフェがいくつもあります。
このブログコーナーでもすでにたくさんのカフェについて紹介しています。
Palmenhaus、RESIDENZ、aida、Sperl (シュぺルル)、ハヴェルカ、ハイナー、
フラウエンフーバー、ツェントラル、グリーンシュタイドゥル、モーツァルト、
ティローラーホーフ、ディグラス、Zauner (ツァウナー)、フュルスト、ALT WIENなどと結構書いてきました。
今日は今までなぜ話題にしなかったのだろうという有名なCafé Landtmannです。
Café Landtmann (ラントマン)はFranz Landtmannnによって1873年10月1日にウィーンで最もエレガントで大きなカフェハウスとしてリンク道路沿いにオープンしました。
リンク道路は1865年に完成しますが、リンク道路沿いは当時建築ラッシュで様々な建造物が建ち並んでいきました。ラントマンのすぐそばの市庁舎、ブルク劇場やウィーン大学といった今日の重要な建造物はまだできていませんでした。
2007年にWintergarten(ヴィンターガルテン)というガラス張りの87m²の空間がテラスの部分に設置され、中には29のテーブルが置かれています。
カフェの内部空間はエレガントで、ウィーンのカフェハウスといった感じです。
ここはカフェだけでなく食事も結構おいしくて、また何と言ってもケーキで有名です。
私が好きな栗のケーキはここのものです。
このカフェに来ていた有名人では、ジーグムント・フロイト、オスカー・ココシュカ、マックス・ラインハルト、マーラー、ロミー・シュナイダーなどが挙げられます。
このCafé Landtmannは、カフェMozart、カフェMuseum、RESIDENZも含んだ同じ系列で、基本的には同じ料理やケーキが提供されています。
同じ系列会社でもカフェそれぞれの雰囲気は違っています。
ちなみに・・・
東京の青山通りにラントマンがあります。
ウィーンのこの本家ラントマンで学んだ方がお店を開いているということです。
ウィーンのラントマンを知っている方から言わせると、だいぶ違うということです。
個人的にはまだ行ったことがないのでコメントはできませんが、おそらく日本とウィーンの食文化の違いもあってのことではないかと思います。
いずれにしても、Café Landtmannは地元では有名なカフェハウスです。